●「エアーブラシって?」Vol.1





どーも、DAWNです。
このサイトを見つけてくれてありがとう。♪
ここでは、主にエアーブラシというものを使って、わたしが描いた絵や作品を展示しております。
ふつう、絵を描く道具ってエンピツ、クレヨン、筆を使って水彩、油彩、じかに手指を使ったり、
はたまたコンピュータグラフィックという進歩的なのもありますが、
ここで展示してある絵は、すべてエアーブラシというものを使って描いてあるんですね。
そこで、「エアーブラシってなに?」的な疑問をもたれる方に、ちょっとだけ説明したいと思います。

ものすごく簡単に言うと、塗装器具にスプレーガンというのがありますが、理屈はまったく同じです。
もっと簡単に言うと、スプレー缶の塗料ですか。
空気の圧力で塗料や絵の具を吹き付けて、色を塗ったり絵を描いたりするのです。

  

塗料や絵の具を霧状にして吹きつけて描くため、きれいなグラデーション(ボカシ)ができ、
それを活かして描くと、写真のようなリアルな絵が描けたり、幻想的な雰囲気が出たりするわけです。

この道具が発明されたのは、1893年ごろ。
チャールズ・L・バーディックというアメリカ人の方が発明し、イギリスで特許を取り製造を開始したということです。
チャールズ・L・バーディックは発明家であり、水彩画家でもあったようです。
自分の作品に活かす技法のために、この装置を考え出したというからすごい。
現在のエアーブラシも、その原型は当時のものとあまり変わっていないようです。

←チャールズ・L・バーディック作のエアーブラシによる初期の人物画。

100年以上も前のエアーブラシ作品ですが、その写実性とテクニックはすばらしい。


古い方ではこの方、アルベルト・バルガス(Alberto Vargas)(1896〜1982) も先達者の一人です。
ペルー出身のアメリカ合衆国のイラストレーターで、「ピンナップ・ガール」 をはじめとしたエロティックな女性の絵で知られてます。
その代表的な作品は「バーガ・ガール(Varga Girl)」とも呼ばれています。

 



このエアーブラシという道具、現在はじつにさまざまなところで使われています。
アートや商業デザインはもちろん、車などのカスタムペイント、模型の塗装、お菓子などの着色、写真のレタッチ、ネイルアート、
えーっと、まだないかな、そうそう、ハリウッドなどでは映画の特殊メイクとかにも使ってますね。
なんだか、まだまだいろんなところで使われる可能性がありますね。たとえばそーだな、医療現場とか。
うーむ。話がかなり飛んでってしまいますね。笑
まー、そういった道具でわたしは絵を描いているわけです。

 

エアーブラシが生まれた国、アメリカなどでは、かなり身近なものとしてエアーブラシが浸透しているようです。
古くは第二次世界大戦中のピンナップ・アートに始まり、
カスタムペイントされた車やバイク、サーフボード、サインボード、ボディペイント等、自由に楽しんでいる感じ。
その他、欧州、豪州、アジアなど、エアーブラシペイントは海外ではかなり盛んです。
(ちなみに「Custom Painting」で検索すると山ほどでてきます。すごいねー。)
そのせいか、国内でも塗装屋さん関係でエアーブラシに興味をもたれる方が多いですね。

  

とりあえず、初回はここまでにしますか。
次回はエアーブラシの種類について書いてみたいと思います。

Vol.2へ続く

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