●「エアーブラシって?」Vol.6







エアーブラシで使える色材ですが、粒子の細かいものならたいがいのものが使えると思います。
ただし、なにぶん精密機械ですので、ドロドロの濃いものや、
あまりザラザラとした荒いものは避けた方が無難。
中で固まってしまうと使用できなくなるので、注意が必要です。

また、エアーブラシで使う塗料は、通常の塗装の時より、そうとう薄めて使用します。


ハンドピースの手入れはマメにします。ふつう、分解清掃などは自分でやります。
これに慣れるのが第一歩ですね。

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そういったことも考えると、はじめはエアーブラシ専用の塗料を使ったほうが無難ですかね。
専用塗料は各社でいろいろな種類がでております。

塗料は大雑把にわけると、水性のものと溶剤系のものがあります。
水性のものは水で薄められます。溶剤系は専用の薄め液を使います。
使用目的や状況により、塗料を選択します。

使用の目的にあった、なおかつ自分の使いやすい塗料を探すのがなかなか大変ですねー。
なにせ、色材の種類は膨大ですので、ここでは簡単な説明に留めますね。参考にして下さい。


ホルベインエアロフラッシュ
水性アクリル塗料。イラストなどに使います。


エアテックス ネイルペイント エアポリッシュ
ネイルアート用の塗料です。専用の薄め液、クリーナーを使用します。


エアテックス ボディーアートカラー ボディーアート専用のカラーです。水性。

  

水性のエアーブラシ用カラーは、乾くと耐水になるものがほとんどです。
だからノズルの目詰まりを起こしやすい。 専用のクリーナーでこまめに洗浄します。


上記はエアーブラシ専用の塗料。他に模型用の塗料、衣類用のものなども色々とあるようです。
学校などで使った、チューブ入りの絵の具なども水で溶いて使えますし、カラーインクやポスターカラー、墨汁や染料なども吹き付けられます。
用途にあったものを使うわけです。


次に、以下は主に屋外で使うヘルメット、バイク、クルマなどの塗装用の塗料です。
わたしの作品は主にこれらの塗料を使用してます。


日本ペイント アドミラ 自動車塗装用の一液型特殊アクリル塗料。溶剤系の塗料です。
屋外での対候性が必要なところで使用します。自動車塗装用なので幅広く使用してます。


ロックペイント プロタッチ  変性ポリエステル樹脂塗料 自動車塗装用です。
こちらも溶剤系です。


自動車塗装用の塗料は少ない容量でも1kg〜4kg缶のものしか普通は販売されておりません。しかも高い。笑
試してみたい方のために、当ショップではアドミラの小分け販売をしております。ショップはこちら。

 ※通常の塗装では原液を専用シンナーで1〜2倍に薄めて使用します。
エアブラシの場合はさらに薄く調整して使います。
詳しい使い方へ


このほかに、ホームセンターなどで手に入るペンキのたぐいなども吹き付けることが可能です。
ペンキの固まりなどをカップに入れないようによく溶いて、濾してから使うように。

あと、車両用の塗料などはメーカーも種類も色々あり、それぞれに特性や使い方があります。

塗料は化学物質や樹脂がベースとなってますので、種類のちがうものは混ぜ合わせないほうがよいです。
また、薄めるときや、道具を洗浄するときも、使用した塗料に合ったものを使います。
剥離や変色など、後々のトラブルにつながることもあるので気をつけましょう。

最近は塗料の世界もどんどん進歩していますので、ここであげたものはほんの一例だと考えて下さいね。

色の数も沢山ありますので、そろえる時迷いますね。
わたしが絵を描くとき使用するのは主に下の5色です。これらを混色し、色を出してます。
塗料もそうですが、色の話はなかなか単純にはいきません。調色の免許もあるくらいですからねー。
機会があれば書いてみたいと思います。

  

さて、Vol.7では実践といきますか。なかなか始まらないなぁ。笑

Vol.7へ続く

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