●スノーボード

ゲレンデにファイヤーバードがJUMP!!


スノーボードにペイントします。裏面(滑走面)は特殊な加工がしてあり、ペイントができないのが残念。
ペイント前の下準備はパーツを外す、裏面をマスキング、足付け、それと今回はデザイン上、いったん白で下塗りをします。


下塗りは車両用の2液型塗料、ロックペイントのパナロックを使用。
スノーボードは使用中たわんだりするので、塗膜に柔軟性を持たせるため「柔軟性付与剤(フレックス)」を添加します。
割合は 主剤10に対しフレックス2、硬化剤1、専用シンナー6〜8 メーカーサポートページ
(柔軟性付与剤は他に051-4015 プラスチック用硬化剤、051-4016 スポイラー用硬化剤があります。)
塗装の前に塗料の密着をよくするため、「ミッチャクロン」をスプレーします。


パソコンで制作したデーターを見本用とトレース用にプリントアウト。トレース用はエンピツカーボンをしてスノボーにセットし、トレースします。


トレース原稿を直接カットし、ワシの顔の部分を紙マスクでペイント。


先端のバック部分を描いてしまいます。(黒、白、色のオーバーブラシの順) 塗料はロックペイント・プロタッチです。柔軟材の添加は必要ありません。


ワシのディティールをホワイト入りブラウンで描き起こします。


レッドとイエローで色を入れます。


頭の部分。色が入った状態。ホワイトでハイライトを描き起こします。


ホワイトにイエローをオーバーブラシ。レッド、ブラックも使いコントラストを強めます。


同様にボディ、フレアーも仕上げていきます。


完成です。


クリアーコートです。クリアーにもフレックスを添加します。
割合は 主剤10に対しフレックス2、硬化剤1、専用シンナー2〜3(ロックペイント・マルチトップクリアー)
本塗りを3回塗装し、厚めに仕上げました。


クリアーが完全に硬化したら磨きます。1000番と1500番の耐水ペーパーで水研ぎ。
均一な面を出すため、ペーパーには当て物をします。ホームセンターで入手した、ウレタン製の当て物。
角の部分などはうっかりすると削りすぎてペイントまで落ちてしまいますので注意。


滑らかになったらコンパウンドでツヤ出しします。中目、極細目、超微粒とだんだん細かなコンパウンドで仕上げていきます。
広い面はポリッシャーを使うと早い。


出来上がりました。