額装資材 額装工具 www_logo.jpg

□ ガムテープ(Gummed tape)
本来の意味はクラフト紙あるいは布テープに再湿性接着剤を塗布したもので段ボール箱などの封緘にもちいるテープのこと。しかしながら一般的にはクラフト紙などに粘着剤を塗布して作った粘着テープのことを指して言う場合が多い。
■ 本HPではガムテープは再湿性接着剤使用のクラフト紙テープ、クラフトテープは粘着接着剤使用のクラフト紙テープと区分します。

□ 再湿性接着剤(さいしつせいせっちゃくざい)
使用前に水をつけることで糊に粘着性が与えられ、貼付後に水分が蒸発または吸収されることで接着力が発揮される接着剤のこと。切手や印紙の裏に塗布されている糊が代表的なもの。粘着剤に比べて低温高温に強く経年劣化が少ない。
□ 粘着剤(ねんちゃくざい Tack)
常温で粘着性を有し軽い圧力で被着体に接着する物質(JIS接着用語より)。ゴム系・ホットメルト系・アクリル系・シリコーン系などの種類がある。セロハンテープやクラフトテープなどはテープに粘着剤を塗布したもの。
     リンク「接着剤の話し」


□ 石膏ボード
焼石膏を主原料とした心材の両面をボード用原紙で被覆して板状に圧延成型したもの。
1895年アメリカのAugustine Sckett によって発明された Sackett Board を改良し、1902年に工業的に生産されるようになった建築材料で、日本では1921年に製造が開始された。
現在国内11社24工場の石膏ボードの年間生産量は、5.5億平方メートル、世界では約50ヶ国で約55億平方メートルとなっている。生産量の最も多い国はアメリカで、世界全体の約半分を占めています。石膏ボードの年間消費量を国民1人当りに換算して比較すると、最も多いのがアメリカ・カナダの約10平方メートル、次が北欧で約7平方メートル、その次が日本で約4.4平方メートルという順。
原料の石膏には、天然に産出する石膏と、火力発電所などから発生する排煙脱硫石膏等が使用され、石膏を被覆しているボード用原紙は、新聞・雑誌などの回収故紙から製造されている。
石膏ボードの芯材は無機質の石膏ですので、燃えることはない。石膏には、約21%の結晶水が安定した形で含まれている。これは、ボード1枚に、1升ビン約1本分の水を含んでいる計算になる。火災時に石膏ボードが高温にさらされるとこの結晶水が熱分解し、水蒸気となって徐々に放出され、温度の上昇を遅らせる働きをする。また、石膏そのものが、伝熱を防止するバリアの役割を果たす。
石膏ボードは、こうした石膏の特性によって、建築基準法で防火材料に認められている。そして、壁の防・耐火構造の材料として、あるいは柱や梁の耐火被覆材として多用されている。

海外の名称
合衆国=Gypsum Wallboard
英国=Gypsum plasterboard
独逸=Gipskartonplatten
仏国=Plaques de Platre
豪州=Gypsum Plasterboard
中国=紙面石膏板
ISO=Gypsum plasterboard