●生ごみの堆肥化事業

私たち中津川市民エコネットでは、今年度最も大きな柱として「生ごみの堆肥化事業」に取り組みます。
生ごみはほとんどが水分で、その量は可燃ごみ全体の3割とも4割ともいわれています。この事業が成功すれば、ごみの減量に大きく貢献するとともに、老朽化の激しい焼却炉の負担軽減、不完全燃焼による真っ黒な排煙の低減などに直接結びつくものと思われます。

「生ごみの堆肥化」の方法として、まず庭や畑のある一般家庭では、「生ごみ処理機」などを導入すれば比較的簡便に実現できるため、卸業者さんにご協力いただいて市価よりも安く市民の方々に提供していきます。
そして、庭や畑のない一般家庭や生ごみが大量に発生する企業では自力での堆肥化は難しいため、堆肥化プラントの設置・運営計画も併せてすすめていきます。

「生ごみ処理機」を提供するのにはもう1つの理由があります。
法人として一番大切なことは目標達成にむけて存続し続けることですが、そのためにはやはり運営費用が必要になります。
会員の皆さんから入会金及び年会費をいただきますが、どうしても足りません。そのため、「生ごみ処理機」を提供していくことで、不足分を補っていこうというわけです。

堆肥化プラントは場所や費用、運営方法などの面で大変困難な事業です。現時点では数えるほどの地方自治体が取り組み始めたばかりであり、その多くのところで失敗を余儀なくされています。大きな問題は2つあります。

1つは、堆肥化プラントに入れる前の段階で、生ごみが種々雑多だということ。塩分や油分などの成分過多の場合や、生ごみに混入する可能性のある不燃ごみや有害ごみなどにどう対応していくのかという問題です。
そしてもう1つは、堆肥化プラントからでてきたものが安全で良質な堆肥として使用できるのかどうかという問題です。

この事業は私たちのような小さな団体にとって大きな挑戦です。それに将来的には別のよりよい対応策が出てくるかも知れません。しかし、私たちは「ごみを少しでも減らしたい」という思いから、失敗をおそれず、取り組んでいきます。実現は不可能なことではないと思っています。現に岐阜市では、市とNPO法人が共同で生ごみ堆肥化事業を始めています。決してどこか遠くの国の未来のお話ではないのです。

生ごみ堆肥化推進だけをしていく訳ではありません。この「生ごみ堆肥化事業」は「手段」であって「目的」ではありません。「つくらず・燃やさず・埋め立てず・持ち出さず・持ち込ませず」のごみ5原則の実現のための第一歩でしかありません。