平成17年6月25日発行
<<No41>>
 <共栄区史編纂委員会>
編纂委員募集中、証言者大歓迎

<花井静子さんのミシン>
 5月の連休中に88歳になる花井(旧姓林)静子さんのお宅を訪ねました。ご高齢にもかかわらずシャンとしておられ、まだ畑仕事を続けておられるそうです。玄関には自分で縫った人形などがずらりと並べられていました。ご自宅で大変貴重な物を見せていただきました。現役のシンガーミシンです。戦時中に中古を購入したということですから随分丈夫だということが分かります。目新しさばかりがもてはやされているなかで、一生物(いっしょうもの)という言葉は死語になりつつあります。このミシンを60年以上も愛用し続けた静子さんに畏敬の念を感じました。
 静子さんは、裁縫が好きでこのミシンを使いながら家族はもとより共栄の方々の衣服を縫ったそうです。下の写真は、左から澄子さん、彰さん、静子さんです。多分、昭和20年の頃だと思われます。写真を見ながら、セーラー服など子供たちのきている服はほとんどが静子さんの手作りだそうです。
 こうした静子さんの縫い物の時間には、お返しに農作業等を手伝ってお礼をしたそうです。これが結いだと歌子さんは話してくれました。
 これも死語になってしまいましたが、結いの単位は一人一日分の労働を「いっく」と言うそうです。漢字は「一人口」?が当たるのでしょうか。不明です。どなたか教えて下さい。
 静子さんは、家事もしっかり出来、その日は自分で目玉焼きを作ったと息子のよしおさんが教えてくれました。