共栄物語 

平成15年11月24日発行
<<No11>>
 <共栄区史編纂委員会>
編纂委員募集中、証言者大歓迎



日本にいつ頃から味噌が作り始められたかは定かではありませんが、記録によれば室町時代といいますから1300年ほど前からだそうです。ご飯、味噌汁、漬物の3点セットが日本の食事の基本で食卓には欠かせないものです。林進さんの話によれば、当初は、大豆を煮てつぶし玉に握っていろりの上につるし、こうじ菌をつけたそうです。いろりの上ですから黒くなっていて硬くなっていたそうです。時期がきたら叩き割って利用してが、塩辛いだけであまりおいしいものではなかったそうです。
 昭和10年頃、荻野俊さんの畑を買った小木曽あさじろうさんが畑の中にあった馬小屋をクラブとして提供しました。鈴木正敏さんによればその構造は右のようで、ここにこうじもろが位置づいています。
昭和10年からクラブ内に「こうじもろ」を造り、共同の味噌作りが始まりました。
味噌の作り方は下記のようです。
1日目・・・大豆を洗う
2日目・・・大豆をせいろに入れて蒸す
     大豆をつぶし、小麦をまぜてこうじもろに入れて     菌をつける
    (38度〜39度に保ち何度も手返しをする)
3日目・・・・「こうじ」を家に持ち帰り、塩を入れ大豆、小麦等に混ぜ、タルに入れる。
 近所、親類等様々な組でこうじもろの利用があり、最も多いときは14グループほどあったそうである。3軒×14グループ=44軒程の利用ということになる。このグループは毎年固定していて、こうじもろを利用する日は泊り込みもあるので、自慢の漬物等も持ち寄り、子どもにとっても「お祭り」のような楽しいひと時であったようである。