<天水井戸>
天水井戸が無いときは、夕立が来ると桶を外に出して水をためたものであった。水が足りなくて、洗濯も2回しかゆすげなかった。(大山歌子さん)赤土と石灰を混ぜてたたきで穴をかため、天水井戸を作った。(林進さん)小木曽玉枝さんの家では太郎さん、穂波さんに頼んで井戸を掘ってもらいました。炭で濾過して使った。唐木さんの家では自分で掘り、コンクリートで内側を固めた。水道が引けた時は本当に嬉しく洗濯も何回でもゆすげた。今でも野菜を洗うのに使っている。
<ノミ>
ノミが多く、夏はいやだった。布団の四隅に固まったいた。
今はなかなか見あたらないノミであるが当時は本当に多かった。
ウサギ
ウサギを飼っている家が多かった。毎年、ウサギの皮を買ってくれる商人が回って来る。1羽1円ぐらいで、毎年5,6羽を売った。皮を持って行くが肉をおいていくのでこれを食べた。みそにつけておいて食べたが、わわらかくておいしかった。
桐の木
桐で作ったタンス、下駄、針箱などを持たせて嫁にやった。女の子が生まれると桐を植えたものだった。10年から15年で大きくなった。たいがいの家には桐が植えてあった。桐のない家は買いに行ったものである。またその桐を下駄屋さんが買いに来ることもあった。紫色のきれいな花が咲いた。
 そう言えば、昭和30年代にあちらこちらで見かけた桐の木も知らない間になくなってしまいました。

共栄物語
 

平成16年5月24日発行
<<No17>>
<共栄区史編纂委員会>
毎月24日19時半開催、クラブ