株式会社 金沢材木店
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日本の建築の歴史は木造の歴史です。

●日本の古建築に見る木の寿命<法隆寺五重塔>
創建から千三百年、法隆寺は、木造建築の「宝庫」と言われています。その建物は、世界最古で知られる飛鳥様式を頂点に、奈良、平安、鎌倉、南北朝、室町、桃山、江戸時代の粋が集まっており、国宝と重要文化財に四八棟も指定されています。
樹木は伐られたとき第一の人生を断ちますが、建物に使われるとふたたび第二の人生が始まって、その後何百年も生き続ける力を持っています。
法隆寺はあと1千年の寿命があるといわれています。

●住宅部材としての木<木の寿命は鉄よりも長い>
千三百年経った法隆寺の古い柱と、新しいヒノキの柱と、どちらが強いかと聞かれたら、一般的には新しいほうと答えるにちがいありません。でもその答えは正しくありません。なぜなら、木は伐り倒されてから200~300年までの間は、曲げ強さや硬度がじわじわと上がって、2割くらいも上昇します。この時期をすぎてのち、全体は弱くなり始めますが、その下がりカーブのところに法隆寺材が位置していて、ちょうど新材と同じ強さになっているからです。
反面、鉄、コンクリートなどの無機質素材は、新しいときが最も強く、時間の経過とともに弱くなります。

●木造住宅に使われる木材<木の性質を生かした使い方があります>
天然の木材には大きく分けて葉の先が尖った針葉樹と葉が広い広葉樹があります。針葉樹は広葉樹よりも柔らかいことから軟木、広葉樹を堅木と呼んでいます。国産の針葉樹には、ヒノキ、スギ、ヒバ、マツなどがあります。繊維が通直で大材が得やすく、構造材としての強度があり、加工しやすく、軽いといった長所があります。一方国産の広葉樹には、ケヤキ、ナラ、クリなどがあります。針葉樹に比べて、木の模様が美しく、装飾的に優れています。しかし、硬いので、加工しにくいのが難点です。

●木材とその特徴<広葉樹、針葉樹もそれぞれの持つ個性があります>
ヒノキ
日本の特産種。加工しやすく、耐水性に優れ、独特の香りがあります。きめ細やかさ、適度な堅さがあり、狂いが少ないので、構造材から内外装材まで幅広く用いられます
ス ギ
桧と並ぶ日本の代表的な特産種。比較的柔らかく、独特の香りがあります。加工しやすく、板や磨き丸太などの建材に広く使われています。
ナ ラ
この木の特徴として、斑(ふ)が全面に入っています。  縦方向に入るものを縦斑、横方向を横斑といい、特に大きいものを虎斑といいます。
ケヤキ
日本を代表する優良材で有名。材に光沢があり、とても木目がはっきりしています。とても硬く強い。古くより社寺仏閣に多く使用され、特に天井、床木、大黒柱が代表的です。
ヒ バ
きめ細かく光沢があります。加工性は中程度ですが、仕上がりが美しく、構造材を初め建築全般に使われます。心材は、湿気や白蟻に強く土台や床下回りに最適です。
ツ ガ
加工性、仕上げは中程度ですが、硬さや木目を活かし、建築材としては、なげし、敷居、縁甲板等の内装材に使われ、また、柱、梁等の構造材にも使われます。