新緑の頃の庭は

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 庭の木々が新緑に染まる頃、虫たちの動きが面白くなってくる。昨年我が家にやってきた虫たちは今年もやってくるのだろうか。そんなことを思いながら庭に出て木々の葉っぱを眺めて回る。これも僕の楽しみの一つ。今年は早速、アゲハの幼虫が。 この幼虫は2匹目。1匹目はいつの間にかいなくなった。(毎年いったいどこへ行くんだろう)

 今年は何とか成虫の姿を見てみたいと思う。でも、家の中には持ってこない。やっぱり外がいい。

 

 

 

 オトシブミをご存じだろうか。巻紙で書いた手紙のようなそんなふうに葉っぱを加工してしまう虫。 我が家のボウガシの木には、毎年これが作られる。

 未だに親がこれを作っているところは見たことがない。でも、「ゆりかごをつくるちいさなむし おとしぶみ」(かがくのとも)という本では見たことがある。

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 そして、「蛍」。

「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ蛍の多く飛び違いたる……」

  清少納言の頃と比べたら、ここら辺の蛍の飛び方はきっと貧弱なんだろうけど、それでも蛍を見ると自然を感じる。

 「ほー、ほー、ほーたる来い」とうちわやほうきを持って蛍がりに出かけた子どもの頃も懐かしい。あの沼地は今はないものね。確か「三田沼」と行ったっけか。