ハチとアリ

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1999/06/28

 今朝娘を送ってから、カーポートの屋根を見た。実は、そこには3週間ほど前から、ハチが巣を掛けているのだ。hachitoari.jpg (38717 バイト)最初、1匹のハチがせっせと巣作りに精だし、2週間ほどして5匹のハチが親バチとなっていたのだ。

 なんかおかしい。ハチの姿が見えないのだ。よく見ると、ハチの幼虫が巣から身体をのぞかしている。それも2匹。

 カーポートには、ボウガシの木が和室の目隠しとして屋根に被さるように植わっている。そのボウガシの木を通して、アリたちが蜂の巣に進入したのだ。2匹の幼虫はアリの攻撃を受けたまらず巣から這い出したか、あるいは引っぱり出されたかされたのだろう。

 蜂の巣の建造物との接点は、本来最上端の1点である。アリたちがやってきても、親バチはそこの守りさえしっかりしておけば侵入されることはない。しかし、今回の場合、蜂の巣が徐々に大きくなり、カーポートの屋根の支えの下端に接するようになってしまっている。そこから大量のアリ集団がやってきてしまったのだろう。

 ハチとアリの戦いを見たわけではないが、おそらく一方的な展開になってしまっただろうことは想像できる。敗退した彼らはまた、どこかに新しい巣を設け、新しい生活を始めるに違いない。自然界ではくよくよしてても始まらないだろうから。

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