除夜の鐘

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 いつの年かにひょっとした書いたでしょうか。我が家では毎年大晦日に、東円寺というお寺さんに除夜の鐘を突きに出かけます。僕がそこの檀家になっているというわけではありませんが、ここ数年の恒例行事になっています。

 今年も紅白歌合戦の終わりを待たずに女房と一番下の娘の三人で出かけました。(毎年出かける人数が減ってきています。)
 昨年は75番の札をもらいましたが、今年は少し早めに出かけたせいで44番でした。
 一昨年まで番号の書いた熨斗袋に豆菓子が入っていたのですが、昨年から袋にはお守りが入るようになりました。

 並んでいるうちに21世紀を迎えました。娘は一生懸命携帯でメールを打っています。この時間に繋げるのは難しいということを知りながらも果たして本当なのかを確かめながら…。(やはりなかなかつながらなかったようです。)

 今年はデジカメを持って出かけました。僕が鐘を突くところは娘が撮影してくれました。

 鐘の突き方にもその人その人の性格が表れるというのはこれまでも気づいていましたが、今年はもう一つおかしいなと思うことがありました。それは鐘を突いたあとの突き棒の処理です。鐘を突くとその反動で突き棒は後ろに戻されます。そして再び鐘の方に向かっていきます。ですから鐘を二度突かないように突き棒を止めてやる必要があります。ところがそれをしないで二度突く若者が何人かいたのです。
 初めての経験だからと言ってしまえばそれまでですが、そういうものなんでしょうか。ひょっとするとそうした配慮ができない者が増えているというのは考えすぎでしょうか。

 鐘を突き終えた我が家族はこのあとまた恒例の神社への初詣に出かけました。津島神社(この神社は、夏祭りに祇園場という行事を行う神社です。)に向かいました。

 0時20分頃だったと思います。田舎のそれほど有名でない神社ですが、それでもこの時間には結構な列ができます。毎年のことですが、これも初詣の雰囲気を味わうためには大切でしょう。昨年の破魔矢を燃し、新しい破魔矢をいただいてきます。娘のおみくじ引きもこれまた恒例行事です。

 21世紀がどんな年になるのか、楽しみにしながら家路につきました。

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