家の前に「エゴの木」がある。高さ3mほどのまだ細い小さな木である。風がくればふらふら揺れるそんな弱々しい木である。
11月の初旬であろうか、ふと目をやると何かおかしな物が木に付いているのに気が付いた。
イナゴが木にさしてある。百舌の早贄である。
小学生の時、傘で目を突いて眼科医にかかっていたとき、1冊の本を買ってもらった。漫画動物雑学辞典のような物であった。そこで百舌の早贄(はやにえ)というのを知ったの思い出した。
この細い木にモズが止まって鳴いていたのだろうか。もっとこの木を調べてみると
アマガエル、ドジョウ、ミミズ。この3つも見つかった。イナゴやカエルは知っていたが、ドジョウやミミズもやられてしまうんだなあ。
モズは自分でとったこうした獲物のありかを忘れてしまうんだそうだ。ここは、俺のなわばりだぞそんなことの宣言にもなっているとも聞いたことがある。