HOBBY

歯にころも
我々日本人は西洋の方々にくらべて、物事をハッキリ言わないとか、曖昧な答えをするとか言われてます。
ところが、私の友人のメリケン人いわく、「アメリカでは考えられない事を日本人は面と向かって、ズバッと言う。」とのこと。
何のことかと申しますと、体型のことです。体重とかね。

日本人は「おっ、腹出てるね。」とか言ってお腹を触ったり、「また、太ったんじゃない?何キロ有るの?」と聞いたり。
アメリカでは絶対に考えられないことだそうです。かみさんに言えば、離婚の理由になり、友人に言えば裁判沙汰に十分なるとか。両親、兄弟にさえ言ってはダメなんだそうです。

例えば奥さんに体重の事を言う時は、「ハニー、僕は君のことを愛してるよ。君はとても美しいと思ってるよ。だからこそ聞いてくれないか、君の健康を祈って言うことなんだけれど・・・
悪く思わないでくれ、最近ちょっと、ちょっとだけ体重が増えたんじゃないかい?
いや、君はそのままで十分美しいんだよ、だけど心配なんだよ君の健康が。愛してるよ。愛してるから言うんだよ。愛してるよハニィィィィ〜!」てね。
スッゴイ気をつかって、十分デブのかみさんに言わなくてはならないらしい。

父親にだってこんなんだとか、「パパ、最近身体の調子はどうだい?僕はパパのこと凄く尊敬してるよ。愛してるんだ。
だからパパの身体のことが心配になったりするんだよ。決して気を悪くしないでよ。最近なんだか身体が重そうなんだけど大丈夫かい?少しダイエットした方が・・・・
ごめんよパパ、だけどパパのことが心配なんだよ。心配でたまらないんだよぅ〜!」てね。

大変なことですよね。私なんかいつもかみさんに、「おいおい、何だよこの腹、何が入ってるのよ。妊娠何ヶ月?」とか言ってるのだけれど、西洋だと奥さん泣きながら家を出て行くとこらしいですから。
我々の感情としては、家族にそこまで気をつかいたくないもんですよね。

気を付けないとすぐに太ってしまうという、そういう人種だからみたいですね。
確かに、人の身体的欠陥を指摘したりすることは良くないことですから。でも、「腹出たな。」ぐらい言っても良いでしょ、って思ってしまいます。私の場合。

まぁね、西洋人も“歯にころも”を付けたり、“奥歯に物”をはさんだりすると言うことですね。
悪しからず。