HOBBY

過去のHOBBY傑作選
クリスマスだからホントのことを教えて上げる。
05年12月

以前に書いたのだけど、私は高々5歳にしてサンタクロースは、実在しないと喝破したほどの男です。
保育園一、賢いと言われる子が「恐竜は口から火を噴く。」と言った物だから、みんなして火を噴くどころか、ミサイルをも発射すると信じて疑わなかったのに一人、
「TVの怪獣は口から火を噴いても、恐竜は火なんか噴かない。」と言い、いじめられたトラウマをもしょってるほどの人間です。
子供ながらに、どうしても動物の口から火が出るとは思えなかったですから。
こんな私です、当然自分の子には徹底して現実を教えています。

「ねぇ、サンタクロースって本当にいるの?」
「いいかい、この世の中にはとても大勢の子供がいるよね、その子供達にプレゼントを配るのに何人のサンタがいる?たった一晩で、そんなに配ることが出来ると思うかい?」
「いいかい?サンタは煙突から、入って来るらしいよね。煙突の有る家が何処に有る?サンタなんて本当はいないよ。」
まぁね、子供がサンタは本当にいるの?って聞いて来たと言うことは、子供なりに『サンタって本当にいるのかしら?』って疑問を持って来た分けですよ。
それこそ、その時が真実を教えてやる潮時ってものです。

「東京ディズニーランドへ行きたいよー。」
「ディズニーランドか。そうだな、ミッキーがいるよね?あれは何?本物のミッキーじゃ無いよね。」
「うん、ぬいぐるみと思う。」
「 そうだな。ぬいぐるみだな。じゃ、中に入っているのは?」
「う〜ん、人間。」
「そう、人間。でもって、ヒゲ面の汚いおじさんなんだ。
一日ミッキーの中に入っているから、夏なんて汗が凄くて、とっても臭くなるんだよ。
汗疹は非道いし、おまけに水虫だって非道いんだってさ。」
「うわーっ、汚い。」
「そうバッチィーんだよ。ディズニーも他の遊園地と変わらないから、今度そっちへ連れて行って上げるからね。」

「良いな〜、○○ちゃんのお母さんは、綺麗だしやさしいしケーキも作ってくれるんだよ。」
「○○ちゃんのお母さんは、綺麗なんだ、ふ〜ん。でもな、良いかい?化粧をしていない顔を見たことが有るかい?無い?そうだろ。女の人って言うのはな、外に出てる時と家の中では顔も性格の違うんだよ。うちのお母さんはどう?違うだろ?」
「うん、違う。」
「な、外ではやさしいけど、家では、とっても怖いよな?そう言うもんだから。」
「じゃあ、○○ちゃんのお母さんも家では怖いのかな?」
「そりゃ、そうよ。とてつもなく怖いよ。で、見た目は綺麗でも破れたパンツを履いていたりするから。」
「えっ?破れたパンツ履いてるの?」
「あ〜そうさ、みんなそう言うもんだから。」
「でも、ケーキ作ってくれるよ。」
「良いかい?毎日ケーキ食えるかい?ケーキばかり食っていたら、糖尿病って言う恐ろしい病気になってしまうのよ、ケーキ何てものはクリスマスと誕生日に食えば良いのよ。分かったかい?」

「ねぇ、宇宙人っているかな?」
「ああ、いるとも。きっといるだろうよ。」
「UFO乗って来るの?」
「あのな、宇宙人はいるかもしれないけど、地球に来るかどうかは分からないよ。だって途方もない遠いから。」
「でも、○○ちゃんのお兄ちゃんの友達はUFOを見たって。」
「良いかい?星と星の間は、スッゴク遠いの。例えば車に、例えば電車に、例えば飛行機に1年も2年も乗っていられる?いられないよね。
宇宙人は地球にやって来るのに、1年どころかもっともっとかかるの。そんな大変な目でやって来て何をするの?」
「わかんない。」
「わかんないよね。今までUFOを見たって人は大勢いるけど、もしそんなに宇宙人がやって来たのなら、何かしらして帰るよね。でも宇宙人は何もやって無いんだよ。
まっ、中には牛を殺したって人もいるけど。
苦労して、やって来て牛を殺したって言ってもな、どう考えてもおかしいしな。
まさか観光に来てるわけじゃ無いしね。例えば観光にやって来たとしてマックを食べててさ、『こりゃ美味い!』何つって宇宙人がみんなしてマックを買ってごらん、土産に買い占めてごらん、いきなりマックが値上がって大変だ。」

「○ックって、ミミズで作ってるらしいって。○○君が言っていたよ。」
「まっ、その手の噂は昔から有るな。何処何処の食堂の肉は猫の肉とかね。でもそれは絶対嘘だから。」
「何で?」
「うん、本で読んだのだけれど、牛肉よかミミズの方が高いからさ。ミミズじゃあの値段では食べられないって。
猫だってそうさ、例えば捕まえるにしても大変よ。1日に一人で何匹捕まえられる?飼っても大変よ。大人になっても小さいのだから、1匹の猫で何個のハンバーガーが出来る?間違いなく高くなるだろ?」
「本当だね。良く分かったよ。」
「それとな、決定的な証拠が有るのよ。実はな、もしミミズだったら・・・いいかい、もしミミズだったら、もっと美味いのよ!」

「○○ちゃんのお母さんは、ガクトが大好きで、この前もコンサートに行って来たんだって。」
「ほー、ガクトってテレビCMで『ガクトーです。』って言ってる、化粧してる男だ。」
「うん、そうそう。」
「○○ちゃんのお母さんも、知らないなー。ガクトってさ、家にいる時はヨレヨレのジャージ履いてるんだよ。もちろん化粧はしてないし。」
「えっ、ホント?ジャージ履いてるの。」
「おう、履いてるさ。で、それでゴミ出しに行くんだよ。」
「えっ、ゴミ出しすんの?」
「当たり前だろ、ゴミ出ししなきゃゴミ屋敷になっちまうだろ。自分でゴミ出ししなきゃ誰がすんのよ。
で、ホントはヒゲが濃くてさ、朝、ヨレヨレのジャージでヒゲぼーぼーで便所スリッパ履いてゴミ出すのよ。」
「へ〜、そうなんだ。」
「で、実家へ帰るとさ、お母さんに『たかしちゃん、最近カッコつけ過ぎよ。お母さん恥ずかしいから、あまりカッコつけ過ぎないでよ。たかしちゃん。』って言われてるんだよ。」
「えっ、ガクトって、お母さんに、たかしちゃんって呼ばれてるの?」
「あ〜そうだよ。ガクトなんて日本人いる分けないだろ、たかしちゃんって呼ばれてるのさ。」


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