1月5日(日)午後3時開演。予約した時は4時開演だったが、事前にメールで1時間早まったとの連絡があり、その日は朝からピカデリーへ。初日から2ヶ月近く経っている為か、地下鉄駅構内のポスターも張替えられており、少しだけ心配に・・・。Linaさんのコーナーでしっかり予習して行ったハズなのに駅を出たとたん、「どっちに進めばいいのぉ〜??」と、駅の周りをウロウロ。近くの売店のお兄さんにシアターの場所を尋ね、ようやく辿りつく事が出来た。

いよいよ会場内へ!座席は私の要らぬ心配をよそに満席。客層も様々で、中年・老年夫婦、様々な人種の若い女の子達など。日本人はおそらく、私と私の連れ(妹)、前の席の女性の方だけだった。(他にもいらっしゃったかも)私達は前から3列目の席のほぼ中央。余りの近さにびっくり!

そして、ついに幕が上がり、音楽とともに主役の2人が登場!!(ちなみに未だにあの音楽が耳から離れず、ミョーな気分になる時がある私・・・。)「Gillian細ーい、手ちっちゃーい、意外と背高いかも。」なんて芝居そっちのけで最初の何分かはGillian観察に夢中。きっとスケベオヤジな目線になってたハズ・・・。英語力がほとんど無い為、内容の理解というよりは、リスニングの練習みたくジーッと2人のリズミカルな会話に耳を傾けるだけの私。隣の席の老夫婦は本当にウケまくっていて、先に落ちの台詞を言ってしまったり。

中盤Gillianの台詞の落ちで観客の反応(笑い)が遅い場面があり、Gillianが客席に向かって「はい、笑って」みたいな仕草。皆それがかわいくて、正直落ちは解らなかったけど、笑ってしまった。役者と観客が直接触れ合うことができ、反応を直に感じることが出来る。会場にいる全ての人が同じ瞬間を共にし、その舞台を創り上げる。きっと毎日が全く違う空間に生まれ変わる。
だからGillianは舞台で演じることが好きなんだろうなぁ。ちなみにm&m’sを一粒づつパクパク美味しそうに食べていた姿が何だかキュートだった。(って舞台の感想になってない)前半が終わり、休憩中。私の連れは全くGillianに興味も無くX-Fileなんてバカバカしくて観てられないという人なので、興奮を誰かと分かち合いたくて、勇気を出して前の席の方に声を掛けた。その方は前日にもいらしていて、プレゼントやサインをしてもらう場所など詳しく教えて下さった。お互い名前は名乗らなくても、海外であった日本人、それ以上にGillianのファン同士として気持ちが通じ合った気がした。

舞台が終わり急いで外へ出ると、その方が待っていて「がんばって。」と優しく声を掛けて下さった。正直プレゼントを渡す勇気も無かった私。この一言でどんなに勇気付けられたか。本当に感謝しています!

急いで裏出口前の列に並ぶ。まだ会場内に残っている人も多く、列には僅か10人弱。フェンス越しにはカメラを構えた女の子達が並んでいる。

すると1分ほどでGillian登場!(ほんとに早かった)並んでいる皆の方を見てニッコリ。隣にはハゲたボディガードにしては気の弱そうな多分ドライバーさん?らしき男の人1人。

皆、礼儀正しくきちんと列を作り、誰一人駆け寄ったりする人がいない事にまず驚いた。1番目に並んでいたのは巨漢のオバサン2人組。(この2人が大問題!!)Gillianとの会話を聞いていると「自分達のシャイな息子に是非サインをしてほしいが、まだ会場内にいるので息子が来るまで待っていてほしい」とのこと。もちろん笑顔で『ええ。いいわよ。』と応えるGillian。と、そこまでは良かった。が、その2人、話しが終わってからもGillianの前に立って動かない。フェンスの後ろから必死で写真を撮ろうとしている若い子の前に柱のごとく立ちはだかっている。列に並んでいた皆は自分のサインを貰うと、速やかにそこを離れフェンスの後ろに移動している。ドライバーさん(違うかも)(以降「ハゲドラ」ごめんなさい。良い人そうだったのに)の急かし様からして、Gillianが急いでいることが解ったので一緒に写真を撮ってもらう人もいない。待ちに待った自分の番!前の男の子(かわいかった)がまだ話している途中にハゲドラさんが「はい、次の人」ってその子の背中を押し、ちょっとかわいそうと思いつつ、パンフを差し出す。その日のGillianは黒いシックな帽子に黒のコート、化粧もまだばっちり。すかさず足元チェック。えぇぇぇやっぱりー?!サンダルだよー!!!(青と赤の柔らかくて履き易そうな)もう1月だし、さすがにブーツだろうと思っていたのに。裸足のまま舞台を終え、ストッキングを履く暇も無いくらい急いでいたのかも。でも、このコートにサンダル姿のGillianを見て、余計にいとおしく思ったのは私だけでは無いハズ。サインを笑顔で渡してくれたので、ホッとして私も用意していたプレゼントを。(と言っても、自分のお気に入りの日本茶だけなのでとてもプレゼントとは呼べない・・・)「日本茶です。よかったら飲んでください」と自信無さ気な英語で一言。『サンキュゥー』とかなり高いトーンで受け取ってくれ、ひと安心。しかし、なぜ私が日本茶を渡したのか解って無い様子。というのも、私は外国人に日本人と思われないらしく、どうやらGillianにも何人か分からなかったようなので、思わず「私は日本人です。」って当たり前の事を言ってしまった。『あらー、そうなの。ありがとう。』ってニッコリ返してくれた。お礼を言い、ダッシュでカメラを構えていた連れの所へ。「どうだった?撮れた?」その連れの顔が怒っていたのでふと前を見ると、あの巨漢オバサン2人組が・・・・・。「このオバサンたちのせいで、ハゲたおじさんしか見えないしいつあんた(私)の順番だったのかも分からなかった!!みんな写真が撮れなくて怒ってるよ!」他の子たちも海外から来た子が多く、たどたどしい英語で、一生懸命どいてくれるよう頼んだが、全く聞く耳を持たなかったらしい。そうこうしているうちに、全員のサインが終わり、またその
2人組みがGillianの前へ。『息子さんはまだかしら?』と優しく訊いているGillianの写真を撮りまくっている。息子到着。(その息子がいい歳なのにモジモジして情けない)その息子のサインを終え、オバサンが無理矢理一緒に写真を撮らせている間もハゲドラさんはGillianの背中を押して車の方へ促している。とても一緒に写真を撮ってもらう事など無理。

そして笑顔でハゲドラさんに連れ去られて行ってしまった。余りの速さに、サインを貰えず会場前で呆然としている人達も。開演時間の変更や急いでいた様子から察して、きっと次の仕事か大事な予定があったのだろう。一緒に写真こそ撮れなかったがそんな中でもファンを気遣い、終始笑顔だったGillianに会えて本当に良かった。また、ファンの皆(若いのに)の礼儀正しいきちんとした態度に誇らしい気持ちになった。良い意味で、いかにもスターなオーラが出ていない、小柄なお姉さん(舞台ではとっても大きくみえた。圧倒的な存在感)という感じが、逆に魅力的でますますファンになった。同じ女性から見てもあのキラキラした笑顔とフワーっとした柔らかい雰囲気は本当にステキだった。今回のロンドン旅行は、たくさんの優しい人々との出逢いをもたらしてくれた。(旅行前にも色々な方にお世話になりました)このような機会を与えてくれたGillianのファンで良かったと心から思う。これからも応援するゾ!関係ないけど、気掛かりなのは、私の日本茶を飲んでいるのがハゲドラさんかもしれないということ。とても興味深く私の説明を聞いていたし、他の人にサインする間ずっと持っていたし。そのまま、自分で持って帰ったかも・・・。まぁ、いっか。いい人そうだったし。


Wanko