パソコンの導入とインターネットの普及

パソコンの導入とインターネットの普及


1.WINDOWS95発売とその後

 1995年11月23日、WINDOWS95日本語版が全国一斉発売されました。 新聞、テレビは一斉に取り上げ、その模様を報道しました。 23日0時発売とあって、夜にもかかわらず、パソコンショップの店頭に多くの人々が集まり、お祭り騒ぎの模様を伝えました。 初心者でも操作が簡単になったという事と、インターネットと手軽に接続できるということが、セールスポイントとして、あげられました 。年末のボーナス商戦とかさなって、パソコンの購入が一気にいろがったことも連日の記事となりました。しかし、実際に使ってみると、そんなに簡単に出来るものではないという記事もかなり目立ちました。

僕の感想

 WINDOWS95は、3.1に比べて、操作性が良くなったりしていて、便利なものになっていて、実際、プログラミング環境等は、DOSや3.1に比べて格段に使いやすくなっていると思う。しかし、すこし騒ぎすぎた面もあったと思います。

2.教育分野へのパソコンの導入

等このほかにも、各地の学校での取り組みが取り上げられ、確実に教育分野へも、情報通信網が引かれつつある現状が感じられます。けれども反面、教師がパソコンの基礎知識や技術に追いついていかないという現状、財源の問題で、道路や橋の整備が遅れている自治体は、パソコン代に予算が回らないで、自治体の格差が生まれているという現状も報告されています。

僕の感想

 僕の学校では、生徒が使えるパソコンは、旧式のパソコンしかなく、とてもインターネットにつなげるにはほど遠いような状況です。町民の生活の基盤となる木曽川にかかる橋もやっと架け換えられたような状態でインターネットどころか、他町村との交通ネットがやっと整備されつつあります。技術はどんどん先に進歩するので、全校的に一人何台というような大量導入でなくても、例え一台づつでも、全国の学校に整備されて、どこの学校でも、リアルタイムな情報のやりとりを行えるようにしてほしいと思います。 何百台とそろえても、古くなれば使い物にならなくなって、処分代にもお金がかかります。また、技術の進歩ですぐに古くなってしまうからいつまでも価値のある物ではないので税金の使い方をもっと考えてほしいと思います。

3.医療、福祉分野へのパソコンの導入

等があげられます。

僕の感想

 パソコン通信は、家に居ながらにして、世界とつながって、見ず知らずの人と交信が出来きます。こういう利点を寝たきりの人や障害を持った人が、積極的に取り組むことはいいことだと思いました。

4.民間のインターネット活用事例と社会現象

 昨年暮れから、半年間に新聞紙上で取り上げられた活用事例はものすごく多かった。企業が自社の製品情報を流したり、商品の受注を受け付ける事例、ホームページの作成を手がける学生起業家の話題、会社に対する意見、要望を直接会社の社長宛に送れるホームページ等があげられる。特に、今年行われた、アトランタオリンピックは、ハイテク五輪と呼ばれ、競技結果の記録や会場の模様がインターネットを通じて、世界に配信されました。

僕の感想

 インターネットは、企業にとっては宣伝費が安くなり、消費者にとっては、ほしい情報がすぐに手に入るので、双方にとって、都合のいい点があると思います。 観光情報等ではパンフレットだと、何度も更新出来ないけれども、インターネットを使うと、リアルタイムな情報をやりとりする事が出来ます。四季の変化のある日本国内の観光地などでは、その時その時の観光地の景観を発信することが出来るので桜の開花情報などにはもってこいの方法だと思いました。

5.情報化社会にむけて、国、自治体の対応

 国、自治体の対応としては、首相官邸のホームページをはじめ、各省庁、党のホームページ等で、国民の意見を直接募集するようになった記事や、いろいろな面で情報公開を積極的に求められるようになって、行政内容の情報が、いつでも引き出せるように整備されつつあります。 けれども、まだ具体的内容については、疑問視される声も大きい。民間のホームページよりも、厳しく質を問われています。 自治体単位では、都道府県や市町村単位でホームページを開設するところが、ものすごく多かった。主な内容は観光情報が多いが、ちょっと変わった事例として、塩尻市の場合、市がインターネットの接続事業そのものをはじめた事例(8.6.16記事)や富山県山田村で全世帯にパソコンを無償貸与し、全世帯をインターネットでつないで、電脳村に改革する試み(8.8.7記事)などは特に興味を引きました。岐阜県としては、マルチメディア化を推進するための、基盤として、大垣市にソフトピアジャパンという施設を建設したという記事が何度も掲載されていました。

僕の感想

 坂下町の職員の人にきいたところ、僕の町では、まだ予算不足のため、当分ホームページを開設する予定はないとのことでした。 僕が請け負ってもいいので、掲載する情報さえ整えてくれれば、ホームページは簡単に作成出来るのになあと思います。そんなに予算もいらないと思います。ソフトピアジャパンの事については、記事をよく読んでいた僕でさえその具体的な事業内容がよく理解出来ないので一般の県民がこの機関そのものの存在をどれだけ知っているか疑問です。県の予算を350億円使ったそうですが、同じ県民である坂下町民にも、理解のいくような、紹介をしてほしいと思います。

6.海外の情報通信事情

 アメリカでは、インターネットは生活の一部となっており、多くの人が当たり前のように利用している。 この冬の豪雪で家に閉じこめられたような人が、暇つぶしにインターネットを利用し、パソコン上のおしゃべりで時間をつぶしたとあった(8.1.10記事)これだけ普及した理由は、電話代が日本に比べて格段に安いこと、電話回線の容量が大きくてアクセスが容易なこと等だそうです。 (8.1.12記事)

 インドでは、国をあげてコンピューターソフトウェア制作を発表し、海外の企業を誘致したり、ソフトウェア産業の人材育成を目ざしている。(8.1.28記事)

 中国でも、中国版WINDOWS95が発売され、情報化が進んでいるが、中国政府は海外との情報網接続を管理するような動きがある。(8.1.24記事)インターネットには国境が無く、世界どこからでもアクセスができるので、北朝鮮情報、中東の情報など今まであまり知ることの無かった情報が手にはいるようになって、政治的に苦慮している国もあるそうです。(8.6.3記事) いずれにしろ、インターネットは東西の差、宗教、文化の差なく全世界に広がりつつある事が、連日の記事となっています。

 情報管理をしようとしている国もあるけど、インターネットが広まれば、いずれは、こういうことは出来なくなると思うし、管理すれば管理するほど世界の流れから遅れていくような気がします。良い面を有効に活用する方法を考えてほしいと思います。

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