災害時 インターネットの可能性 |
阪神大震災では、行政の対応等が遅れる中、いち早くインターネットに情報が流れました。ここでは、インターネットが災害時どんな役割を果たせるのか調べてみたいと思います。
■現状
阪神大震災では、行政の対応等が遅れる中、いち早くインターネットに情報が流れました。これをきっかけに防災対策にネットワークなどを活用する試みがいろいろ行われています。 |
日本海の『ナホトカ号』の重油流出事故においても、ホームページでボランティアを募集したり、災害の情報が流れたという報道がありました。 |
■お寄せいただいたご意見
まず、命があって、次に電気が通じていて、サーバーと回線が生きていればまず大丈夫でしょう。
Takenet 武川様
■まとめ
災害時インターネットはどんな役割を果たせるかというテーマで調べてみましたが、まず情報をより早く世界中に伝えることができるということはよく分かりました。
そして、災害の外の人は、被災地の情報を簡単にいちはやく入手する事ができるようになりました。
また、テレビなどとは違い双方向性を生かしてボランティア等との架け橋となる事もできるということが分かりました。
しかし、いくらインターネットといっても、結局は電話線一本切れたらつながらないので、被災地の人々にとっては、それらの情報が把握できないという問題点もあるということが分かりました。そのため、自治体などは人工衛星などを通じたネットワークへの接続を試みているそうです。このように、インターネットに接続できない人にも情報が行き渡るシステム作りも大切になってくると思いました。
インターネットによって、マスコミの情報だけではなく、自分から情報を求めることができるようになってきています。これらのホームページを見ていると、報道では見えてこない一面や、本音が見えてきてより本当の情報が流れてくるように思います。しかし、その反面虚偽の情報が流れる可能性もあるので、情報が本当に正しいのかを見極める力も必要になってくるのだと思いました。
■参考資料
阪神大震災--情報ボランティアとコンピュータ・ネットワーク
科学技術庁防災科学研究所
東京大学地震研究所地震予知情報センター
Save The Coast! 重油災害情報
重油災害ボランティアセンター