「ARCADIA」は、10分1R延長5分の、グラウンド時間制限無し、打撃・投げ・絞め・関節技ありの女子総合格闘技です。(グラウンドでの顔面打撃は不可)
試合時間
 原則として10分1Rを本戦とし、延長戦を5分とする。寝技は無制限とするが、攻防に進展が見られないとメインレフリーが判断した場合ブレイクとし、リング中央でスタンドポジションから試合が再開される。なお、本戦と延長戦のインターバルは2分とする。

勝敗
 勝敗は以下の方法により決められる。

@打撃によるTKO(続行不可能によるレフリー判断のことを言う。選手がダメージによりダウンした場合、試合を中断しカウントは数えない。つまりそのまま試合は続行される。メインレフリーがダメージによるダウンと判断した場合ダウンポイントとし試合終了時、最優先のポイントとする。)

Aギブアップ(口頭で言うか相手の体・マットを2回以上叩いて意思表示をした場合)

Bセコンドのタオル投入、レフリーの判断による試合ストップなどのTKO。(危険とレフリーが判断した場合の関節・絞めによる見込み1本も含む)

C出血・負傷等による、リングドクターによる試合ストップ。

D反則行為による試合中止。

E試合時間以内で決着がつかなかった場合は、下記の判定基準に基づく。

判定基準

・上記に示した通り、試合時間以内で決着がつかなかった場合は、ダウンを第1基準、反則を第2基準と評価し、ポイントの多さにより勝敗を決する。

・ポイント差がない場合、10点減点方式で3名のジャッチにより判定される。本戦は、3名中、2名以上のジャッチが同一選手の優勢を判定した場合本戦で試合の勝敗が決定する。それ以外はドローとし、延長戦に突入する。延長戦に関する判定は、本戦と同じであるが、マスト方式により判定される。

反則
 試合中、反則行為があった場合、レフリーは反則を犯した選手にイエローカードの提示による注意を与える。再度反則があった場合、レフリーは反則を犯した選手にイエローカードの提示による注意を与え、反則を犯した選手を1ポイント減点する。3回目の反則でレフリーは反則を犯した選手にレッドカードの提示し、レフリーはその選手に対し反則負けを宣せられる。
 なお、反則が明らかに故意で悪質な場合、レフリーは減点・レッドカードを1回目から提示することが出来る。なお反則は下記の通りとする。
@後頭部・延髄・脊髄への全ての打撃。(後頭部とは頭の真後ろのことで、側面・耳の後ろなどは後頭部とみなさない)

Aロープを利用しての攻撃。またロープを利用して相手の攻撃から逃げようとする行為。

Bリング外に、故意にエスケープする行為。

C自ら攻撃をしようとしない、消極的な状態をみせた場合。または、寝技に持ち込む目的で、スタンドでの攻防を放棄し、的確な技を仕掛けず、自らグランド状態に持ち込もうとした場合。

Dヒジ・頭突きによる全ての打撃攻撃。噛み付き、目潰し、髪・鼻・耳を掴む行為。粘膜部分への攻撃。(オープンハンドによる顔面前面部への打撃)

Eグランドポジションにおいて、頭部に対する打撃。(頭部とは首の付け根から上の部分をさす)

Fその他、レフリーの指示に従わなかった場合。

Gその他、道徳的範囲で許されないとレフリーが判断する行為。

グランド
 グランドポジションとは、下記の通り定義する。

@足の後ろ以外2箇所が継続的に接触している場合。

Aグランドにおける打撃攻撃は、頭部を除くスタンドポジションで、有効とされるもの。

Bコスチュームのずれ、出血等で試合続行に支障をきたす場合、レフリーの「ドントムーブ」のコールで試合を一時中断し、レフリーのコールによって試合を再開する。この時、選手は可能な限り、ポジションを維持しなければならない。また、コーナー・ロープなどで攻防に進展が見られないとメインレフリーが判断した場合ブレイクとし、リング中央でスタンドポジションから試合が再開される。

*グラウンド時間、回数の制限無し。ただし、特別ルールとして、選手同士の体重差が10kg以上ある場合は、体重の軽い選手がグランド時間の短縮を選択することができる。

服装
・選手は実行委員会規定のオープンフィンガーグローブを着用し。マウスピースを必ず着用する。それ以外のプロテクターは基本的に認めない。

・選手はオープンフィンガーグローブの下にバンテ−ジを巻くことを禁止する。

・選手は組み技に支障のない、実行委員会が認可するコスチュームを着用する。また、空手衣・柔道着も実行委員会の認可を受ければ着用しても良い。

・顔面へのワセリンの塗布を許可する。それ以外の身体にはオイル及びワセリンなどを塗布することを硬く禁止する。

・レガース・サポーター・テーピング・シューズの着用を原則として禁止する。ただしヒザサポーター・アンクルサポーターの着用。または、前腕部から手の指第二関節までの部位以外のテーピングに関して二巻き以下に限り、実行委員会が許可をし、メインレフリーの認定印・サインをしたものに対しては着用を許可する。(レフリーチェックの際確認し、それ以降に関しては認めないものとする。)


レフリー・ジャッチ・セコンド
・試合は1名のメインレフリー、及び2名のサブレフリーにより管理される。またジャッチはメインレフリーを除く3名により判定する。

・選手に付き添うセコンドは2名までとし、それ以外はいかなる理由があろうともリングサイドにきてはならない。試合中セコンドは自コーナーを離れてはならない。選手とセコンドはレフリーの判定及び指示には絶対服従する。

試合場
 実行委員会が認可したリングで行うものとし、5m×5m以上7m×7m以下の正方形のものとする。