★水性塗料でのイラスト2

●ペイント

さて、描いてみましょう。
↓使用する色はマゼンダです。希釈した色も作っておきましょう。原液1に対して水2ていどです。

 

まず、上唇の部分のマスクをめくります。元の位置に戻し易いように、テープで蝶番状にしておくとよいです。
↓マスキングの境界あたりをなぞるように吹きつけます。

 

↓次に、上唇のマスクを戻し、歯の部分のマスクを上唇に貼り換え、下唇を同様にめくり、吹き付けます。

 

↓こんなぐあいになればOK。

ここまでのムービー06-3→  

スキャンデーター


↓お手本をよく見ながらフリーハンドで濃淡を描いていきます。こういうところは水で希釈した塗料を使用すると失敗が少ない。

 

↓こんな感じです。

 
ここまでのムービー06-4→


メリハリが弱い気がするので、エッジ(色の境界)をもう少し濃くします。
↓マスクを戻します。

 

↓先ほどと同じ要領で、今度は希釈していない原液を使います。

 

二度手間のようですが、薄めた塗料から描きはじめて、徐々に濃くしたほうが失敗が少ない。


ここまでのムービー06-5→


↓原液を使い、フリーハンドで。濃いところをさらにシメていきます。歯の付け根のあたり。

 
ここまでのムービー06-6→

スキャンデーター


●ハイライト

↓次はオペークホワイトでハイライトを入れます。ハンドピースを専用クリーナーでよく洗浄しておきましょう。
ハイライトを入れる部分は、あらかじめ色が薄くしてあることがポイント。

 

↓完成です。

 
ここまでのムービー06-7→

スキャンデーター


いかがですか。一色を使っただけのイラストですが、けっこう面白い絵が描けます。
わたしの描く絵は、どんなに手が込んでいる絵でも、たいていこのやり方の応用で描いております。

※終わったらハンドピースをクリーナーでよく洗浄しておきましょう。


●補足・画面保護剤

作品の画面保護のためのスプレーが市販されてますので、利用するとよいです。
かなり強力です。
注意点としては、スプレーをかけたあとはイラストの修正は困難になります。そのくらい強力です。
「もう修正の必要が無い。」というところで使用しましょう。
「あるていど保護したいが修正もしたい」場合は、わたしはカラーレス(うすめ液)を少量使います。クリアーみたいなものでしょうか。
しかし画面の保護は完全ではないので要注意です。

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