★宇宙を描く2

●ドットを描く

ところどころにドット(点) を入れて星をハレーションさせましょう。

もう一度ハンドピースを洗浄します。若干希釈したオペークホワイトを使います。
少し練習してみるといいですよ。ハイライトのドットはけっこう使う場面が多いので、練習して感じをつかんでおくとよいです。
ホワイトは詰まりやすいのでまめにクリーナーでうがいとカラ吹きをします。

 


ムービー・ドット→

スキャンデーター

失敗してもブラックで塗りつぶしてやり直せるので気が楽です。


●スターバースト

この時点でも、ほぼ完成作品といえるところまで出来上がってますが、せっかくですのでもう少し手を入れてみましょう。
ひときわ輝く星を描いてみます。

↓細い十字線を描きます。マスキングテープは強く押えすぎないように。

 

↓カンでやってますが、直角に交わるようにするとキレイです。

 

↓これで真ん中にドットとボカシを入れるだけでもいいですが、さらに円プレートを使い光輪を描きます。

 

↓中心にドットを入れて出来上がり。

 


ムービー・スターバースト→


●オーバーブラッシング

仕上げです。オーバーブラッシングとは、別の色を上から軽く吹き付けることをいいます。
これにより、全体の色合いを調整したり、なじませたり、深めたりすることができます。
ハイライトの不自然さをブルーで落ち着かせましょう。

↓多目の水で薄めたセルリアンブルーを、10センチていど離れたあたりからふわりと乗せる感じでブラッシングします。
スターバーストや散らした星が若干青みがかる程度です。

 


ムービー・オーバーブラッシング→


完成です。お疲れ様でした。
単純な絵の中にもさまざまな技法が盛り込まれています。せひマスターして作品に活かしてみて下さいね。

最後にハンドピースをよく手入れして終了です。

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