★特殊なマスク

●エアーブラシでは、マスキング技法を使うと、さらに凝った表現が可能になります。
うまく作品作りに取り入れるとよいでしょう。作業のスピードアップも図れます。
とりあえず、その種類をざっと挙げてみます。

●テープマスキング

マスキングテープを使用した、一般的なマスキングです。
種類によって、あるていど曲線にも対応できます。

上・ニチバン クリアーラインテープ  真ん中・3M 243マスキングテープ6ミリ 下・3M 243マスキングテープ15ミリ

 

左・ニチバン クリアーラインテープ  右・3M 243マスキングテープ

 


●紙マスキング。 右のマスキングシートは、裏面にノリが付いていて、つけたり剥がしたりできます。

  

↓紙マスクを貼り付けるペーパーセメント。使いやすい。

カッティングシートやリタックシートを使うこともできます。これだとカッティングマシンが使えるので同じマスクを幾つも作れます。
詳しくは、menu基礎編★あると便利なツール参照。

 

そのほか、円プレートや雲形定規、缶のフタなども利用できます。

  


●マスキング液

 

マスキング液は、切り抜くのが難しい細かいマスクに有効です。乾くとゴム状になり、剥がすのもラクです。
マスキング液の存在を知らなかった頃は、ポスターカラーに木工用ボンドを少量まぜて同じ効果を出していました。
ポスカラマスクの場合は、筆で塗り、ブラッシングの後、ぬるま湯でマスクを落とします。下がその例です。
きものの模様と、革ジャンのテクスチャを表現。

似たような例で、こんなことも試してます。粘土を好きな形にして貼り付けてマスキング。


●フィルムマスキング、ホットナイフ

わたしはホットナイフの変わりにハンダゴテを使用。フィルムに熱で穴を開けてマスクを作ります。

下がそのマスキング使用例。マスク作りも早いし、描くのも早い。


●研究とアイディアで、まだまだ応用が考えられます。
要するに塗料を遮断できれば何でもマスキングになるわけです。
自分の手指でも構わないわけです。
あっと驚く方法を、皆さんも考えてぜひ試してみて下さいね。