★カスタム風ブラシ★

色々な技法をミックスして車のパーツに描いてみました。マスターした技術は応用することで自分のものになります。ではやってみましょう。


@ 車のパーツを用意しました。解体屋さんで調達。まずは足付けと脱脂です。
A 脱脂用のプレソルです。これはプラスチックパーツ用のもの。普通のより静電気防止効果が高いのか?

@ A


B パソコンでデザインした原画です。
C 仕上がりサイズに合わせて拡大し、下書き用の原稿を作ります。

B C


D カーボン紙でアタリをとります。こういったでっかいカーボン紙があるのです。幅90センチでロールになってるやつです。
E 下地が濃いブルーメタリックなのでカーボン紙を使いましたが、がっちり入れすぎたようです。跡が残ってとても大変でした。
こういうときはチャコペーパーを使うべきでした。←基礎編★あると便利なツール参照

D E


F 原稿を貼り付けたままアウトラインをカットし、マスキングを作ります。マスキングを使うか使わないかは、絵のデザインにより決めます。
あと、工程を短縮できます。手抜きとも言います。笑
G マスクを部分的にめくり、アウトラインを白で吹き付けます。

F G


H 羽の部分は外側をめくって吹き付けます。
I いったんマスクを外しました。この程度のことでも充分。もちろん、全てフリーハンドでもまったく問題なしです。
よく「マスキングは面倒」ということを聞きますが、わたしは「面倒」なことがキライですのでマスキングをするのです。笑 

H I


J、K 白で濃淡を出しながら描き込んでいきます。くちばしの部分など、シャープなエッジを残したいところは、マスクをもとの位置に戻したり。
黒とパープルを混ぜた色(バックに近い色)をつくり、修正をしながら描き込んでいきます。
塗料の希釈は薄いの、濃いの、描く部分によって当然使い分けます。

J K


L だいたいこんな感じまで進みました。モノクロの絵ならここまででも、もう完成に近いくらいに見えます。
でも、カラーにするにはまだ白が甘い。理由は色を乗せると解ります。

L


M ということなので、イエローを入れてみました。案の定キレイな黄色にはなりません。さらに白を入れていきます。

M


N さらに白で描き込んだところ。Lとくらべると違いが解りやすいですね。

N


O 同様にして羽の部分を描きます。ここは明るい色があまり使ってないので大まかです。
逆に濃い色で仕上げる感じです。

O


P、Q、R 色を入れていきます。イエロー、オレンジ、ブラウン、パープルなどなど。
バックにはキレイなパープルをオーバーブラシすることでいい感じになりました。羽の部分にもパープルが重なってます。
注意したのは、くちばしのオレンジ系がバックのパープルにはみ出さないようにしたくらいです。

P Q

同時にハイライトも入れていきます。ハンドピースを2本使用してます。色用と白用。

R


S ハイライトを入れたらイエロー(場所によってはパープル)などを軽くオーバーブラシすることを繰り返します。ハイライトを自然に見せるため。
一応の完成としました。

S

ここまでで使用した色はこのくらいです。

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