今年もまた、京都へ行って来ました。３月２２日春分の日の振替休日です。

　京都訪問の一番の目的は、上の娘の大学合格のお礼と、下の娘の高校入試のお願いです。そのついでに？今回は大原方面へ向かうことにしていました。空はどんよりと曇り、冷たい風が吹く寒い日でした。

寂光院

　大原は、京都の北部（ピンのあたり）。今回も自動車で向かいましたが、交通手段としては自家用車かバスということになるでしょうか。高速を降り、清水寺のところで右折してかなり北上しました。途中からまた雪が舞い始めましたが、標識に従って道から左方向に入り込み、かなりの細い道を通って寂光院に到着しました。まもなく４月というのに寒ーい。

　寂光院の由緒書きによると、ここは推古天皇二年に聖徳太子が用明天皇の菩提のために建てたとある。平清盛の娘、建礼門院の話は聞くが、このことは知らなかった。

思ひきや　深山の奥にすまゐして　雲居の月をよそに　見むとは
建礼門院

うつし世の　淋しさここにきはまりぬ　寂光院の苔むせる庭
与謝野晶子

　　帰り道、京都のヨモギ餅をいただきました。

君がため　春の野に出でて若菜摘む　わが衣でに　雪は降りつつ

なんていう歌を思い出しました。

三千院

　寂光院の後は、三千院へ向かいました。三千院は歌ではお馴染みなんだけれど、まだ一度も行ったことがないところ。本当に恋に疲れた女が一人で行くにふさわしいところなのだろうか。

　三千院も雪。雪の京都に巡り会う機会もなかなかないと考えたら、寒いなんて言ってたら申し訳ない。実際、きれいでした。

　ここの門をでたところで、聞き慣れた歌が聞こえてきました。そう、「だんご三兄弟」です。御手洗団子を一皿注文し、食べながら次へ向かいました。

北野天満宮

　合格祈願は、「北野天満宮」へ行きました。梅の花が咲き誇る北野天満宮でしたが、そこに雪が降るという珍しい風景でした。娘がどこの高校を絵馬に書いたかは内緒ですが、筆で書くのに結構苦労していました。（筆が固くなっているというのもありますが）

　ここで、一人知った方に出会いました。偶然ですね。