いろいろ他にやることがあるのについエディタに向かってキーを叩いたり、
ペイントソフトに向かってマウスを動かしたり、若かりし頃徹夜でプログラムを
組んだときのようにのめり込んでいってしまう。
ホームページにJavaScriptを組み込んで、ステータスバーに、文字が流れる
ようにしてあるが、こうしたプログラムよりもっと時間を費やすのが、文字や絵
の位置そして、絵そのものの作成である。微妙な部分についこだわって(それほ
ど変化もしないのに)つい時間を過ごしてしまうのである。そして、つくづくセ
ンスの無さを感じ劣等感にさいなまれる。ささっと描いた方が線に勢いがあって
よかったりすることはあるはずなのに、マウスでささっとはなかなかいくもので
はないし。こんなこと好きなだからやるけれど、もしそうでなかったら…。
生徒の授業に対する思いもこんなものなのかもしれない。まあ少しずつと思って
いるが、やっぱりそれを自分自身納得していない。年をとったということなんだ
ろう。
ホームページに紹介してある「教育の森」をもう覗いただろうか。その中に
「図書館」というのがある。 「モノグラフ・中学生の世界」Vol.51
に1983年前後に実施した調査項目を1995年に再度実施し比較したもの
がある。そのまとめを引用してみる。
「データによると、10年の間に中学生が変わっているのは確かだった。そ
うした変化を要約してみると@気にかける友達の数が減り、心理的な空間が狭く
なった。A善悪についての規範感覚が崩れ、悪いと思うことが減少している。B
将来の家庭では夫と妻とで家事育児を担おうという傾向が強まる。C社会的な達
成を断念して、責任のない楽しい仕事を使用という気持ちが強い、の通りとなる
。
おおづかみにすると、自分の世界の中で楽しく暮らしたいという気持ちが表
面に出ている。日本で支配的であった滅私奉公という生き方にも疑問がある。か
といって、社会的な達成を視野の外にして、家庭を中心にマイペースの生き方を
したいというのは日本の状況で可能なのであろうか。」
特に規範感覚の項をおもしろく感じた。是非ご一読ください。
ぼくの勤務している学校から「コネットプラン」を申し込んだ。県下20校
というのからは漏れたのだけど、TA(ターミナルアダプタ)とDSU(回線接
続装置)の2つはひょっとしたら設置してくれるかもしれない。解決すべきいろ
いろな問題はあるのだけれど。
リンクしてある100校プロジェクトに参加している学校は、アドレスを見
るとわかるとおりサーバーユニットを持ってINTERNETに取り組んでいる。専用線
で接続されているのだ。こうなると一日中つなぎっぱなしでということになるん
だろう。うらやましい限りである。将来はすべての学校がこういう形になってく
るのだろうが、さて私の勤めているうちになるのだろうか。