★マスキングシートを使った技法-1

マスキングを使って「りんご」を描いてみましょう。
マスキングを利用すると、簡単にリアルな絵を描くことができる例です。塗料は水性でも油性でもOKです。

●用意するものは「menu基礎編★水性塗料でのイラスト」とほぼ同じですが、マスキングシートというものが加わります。

↓エアーテックス・マスキングシート。左はカッティングシート用のリタックシート。こんなのも利用できます。

 

参考サイト
●エアーテックスのサイト
●カッティングシート・カッティングマシンのサイト、ローランド
●カッティングシート・カッティングマシンのサイト、グラフテック
※カッティングシートはホームセンター、東急ハンズなどでも入手できます。

●見本と下描き クリックにて開き、保存し、プリントアウトして使用して下さい。

下描き 見本

●ステップ1

下書きと見本、マスキングシート、イラストボード、道具を用意します。
油性でアルミ複合板などに描く場合は下処理が必要です。 menu技術編★塗料の調整・下地処理


「menu基礎編★水性塗料でのイラスト」同様、下書きの裏にエンピツにてカーボンをいれます。

 


製作するボードにマスキングシートを貼り、カーボンした下描きを重ね、テープで固定します。
マスキングシートは貼るときにシワにならないように注意します。

 


下描きをトレースします。マスキングシートに転写されました。下描きはまだ外さず、元の位置に戻せるようにしておきます。

 


マスクのカットです。トレース線を慎重になぞります。このとき、カッターの力の入れ具合に注意。
強すぎるとボードにキズがつくし、弱すぎるとキレイに切れません。カッターの刃は、新しくしてよく切れるようにするのがコツ。
わたしは普通のカッターを使ってますが、人によってはデザインナイフの方が使いやすいかもです。

 


切り抜いた状態。りんごのヘタの部分も切り抜いてありますが、そこは別の工程で剥がします。
剥がしたマスクは再度利用することが多いので、捨てないようにします。

 


下描きを戻し、ハイライト部分を再度トレースします。これで準備完了。

 


色を用意します。左よりオレンジ、スカーレット、マゼンダ、ホワイト、ブラックです。
油性の場合は、オレンジ、スカーレット、ワインレッド、他にホワイト、ブラックです。 

 

塗料の希釈の調整は、水性はmenu基礎編 ★とにかく描いてみよう
油性の場合は menu技術編★塗料の調整・下地処理 をよく参照してマスターして下さい。

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